私が写真を撮る理由
2016年このブログを始めて、全くと言っていいほど更新していない。
最初からわかってはいたけれど私は書くことが苦手なんだと。
なら何で始めたんだ。となるんだけど・・
そもそもは撮りためている写真を記録するためだった。
今年1年間は私が写真を撮り始めて一番写真を撮った年で。。
1番、誰かに向けて写真を撮った年で。
1番、何かが伝わればいいと思った年で。
1番、被写体を感じた年。
文書を書くことが苦手な私は、写真を撮ることで誰かのことを想って伝えたい事を伝えたかったんだろうなと実感したし、その事で仕事としての思い入れのないものを撮るという事の難しさを痛感できた年だった。
実際、伝えた事が伝えたい人に伝わらなくてもよくて。
そうやって考えながら写真を撮ることが好きなだけで、だから写真が撮れていたのだろうと今感じている。
この年末に1冊の本と出会った。
本を読むことが苦手な私。特にノンフィクション小説は特に苦手な私。
その中で今年久々に本を読んで涙が止まらなかった川村元気さんの新作。
「四月になれば彼女は」を今読んでいる。
本を開いての一番最初の一文
「手紙を書くなんて、簡単な事だと思っていました。
ーー誰かのことを真剣に考えて、その人のために書く。それはとても難しく、恥ずかしいものですね。」
この文書に胸が締め付けられた。
何かを書く事も、何かを撮る事も対相手がある場合は難しくて自分の気持ちをさらけ出すように恥ずかしい気持ちになったりする。
この本には写真に関連する物語でもあって、そこに登場するハルは何が撮りたいという問いにこう答えている。
『写らないもの』
『雨の匂いとか、街の熱気とか、悲しい音楽とか、嬉しそうな声、誰かを好きな気持ちとか、そういうものを撮りたい。』
私もそうでありたいと、それが文章として読んだ事ですごくスッキリしたという感じ。
まだ途中までしか読んでいないけれど、胸が締め付けられるこの一言ひとことに、ゆっくり大事に読んでいきたいなと思う1冊。
写真を好きな人、カメラを好きな人、恋愛とは何かに悩んでいる人に是非読んでもらいたい1冊。
今年1年カメラを通して出会った人と景色と場所、別れた人もいたけれど自分が成長できたと感謝して。
私なりの撮り方で誰かに何かを伝えれるような写真を撮っていきたいと思った。
来年もカメラを通して出会えるものを楽しみに。
写真をブログで
撮った写真をInstagramに1番postしてきた。
丁度、去年の秋から1年間1日1枚。
けど、激しく流れていくタイムラインに写真の消耗品感に違和感があったり。
postしていくほどに何の為に誰に評価してほしくて写真を選んでいるんだろう。
と考え始めて、だんだん見ることも撮ることも楽しくなくなってしまった。
色んな写真を見ることは勉強になるし、いいねを沢山もらえたり、自分の写真がフューチャーされれば評価してもらえたと嬉しくなる。
でも、そのコミ二ティーの中で評価してもらいたいと無意識にInstagram用の写真を撮っていた事に気づいて何か違う。という結論い至った。
その他SNS特有のストレスがあったりもしたので、これからはblogにちゃんと記録として残して行こう決めた。
そんな2016年ももうすぐ終わっちゃう。
秋ももう終わっちゃう。
今年を振り返る季節になってきた。
残りの季節を楽しも。
カメラと写真と私の歴史
今年は今までにないくらいカメラと写真と向き合った気がする。
ふと何で私がカメラを好きになったのか、何がきっかけで写真を撮り始めたのかを考えてみた。
そうしたら、私は長い間カメラと写真と一緒に生きてきたことに気づいたので、カメラと共に記録しておこうかなと思う。
まずはNikon F3
このNikonは私の母親のフイルムカメラで、私が記憶がない幼い時の写真を撮ったカメラ。
我が家には兄弟一人一人、分厚い大きなアルバムが何冊もあって一部屋の棚にぎっしり置かれている。私はどの家庭もそれが普通で一般的なのだと思っていたし小学生の頃は記憶がない自分や兄弟の写真を見ることが好きだった。
泣いたり笑ったり、寝ていたり食べていたり、そこには記憶がない自分がちゃんと生きているといった感じで、私は小学生なりに自分はこういう子なんだと知ることができた。
このNikonのカメラは修理に出しても直らないという事だけど、母親は大事に残していたので私が引き取って持っている。このカメラを見ると自分の知らない自分を知っているような感じがするから、この先も大切に持っていようと思う。
次に私が出会ったカメラは母親の2代目のCanonデジタルフイルムカメラ。
実家にまだあるはずだけど、それも壊れていて今は使われていない。
Canonは私が中学生〜高校生の間に母親よりも私が使っていたカメラで、今思うとフイルムのカメラで後何枚ってカウントしながら撮っていた。デジタルに慣れてしまっている今の自分よりも、ちゃんと1枚撮ることの大切さを知っていたのかもしれない。
この頃が1番写真を撮ることが楽しかった。
こうしたら、こう撮れる。次はこうして撮ってみよう。って考えてた。
そして何より毎日母親に現像できた?って聞いてプリントできた写真を見るのが楽しみだった。
次に出会ったカメラは19歳の時に自分で買ったOLYMPUSの何だったけ?
これは売ってしまって手元にない。確かせっかくカメラを買うなら今まで使っていたカメラのように大きくてゴツくてっといった感じでシャッター音が好きだからという理由で買ったカメラ。やっぱり自分のカメラというものは特別だった。
この頃は携帯のカメラも機能が良くなってきていて、友達に何で大きくて重いカメラ持ってるの?と言われた。それでもカメラバックを持って遊びに出かけた。
カメラを持って一人でどこにでも行けるようになった。カメラがあったからいろんな所に行ってみたくなった。
でも、実際に遊び盛りで身軽でいたかった私はカメラを持っていないことも多くてカバンに入るサイズのカメラが欲しいと思い、私の1代目のカメラはあっけなく売った。
私の2代目のカメラはOLYMPUS PEN
このカメラは8年くらい愛用した。
コンパクトで持ち運びやすくて、私の雑な扱いにも耐えてくれた。
いろんな人、いろんな場所、いろんな物を撮った。海外にも一緒に行って、私が1番辛かった時を一緒に過ごしてくれたカメラ。
写真を気軽に楽しく撮ってたし、何よりその写真で誰かが喜んでくれるという事が嬉しかった。今までは自分の好きなものを撮ってただけだったけど、このOLYMPUSで撮った写真は誰かの事を想って、誰かへの写真を撮ることが多かったカメラ。
そして3代目のカメラはFUJIFILM Xpro2
このカメラは立ち寄った京都の中古カメラ屋さんで衝撃の出会いを果たし。
その1週間後には購入という、まさに電撃婚。何もかもが大好きなカメラ。
この2016年の夏はこのカメラで今までにないくらいのペースで写真を撮った。
カメラに無知な私には勿体無いカメラかもしれないけど、このカメラを使うことで学んだことは多いし、まだまだ何かできるんじゃないかと思ってる。
それに、このカメラを買って今まで一人で写真を撮り続けてきたけど、誰かと写真を撮る楽しみを知れた事。カメラは個人プレーだと思ってたけど、被写体あっての写真で一人では撮れないんだと教えてくれたカメラ。
というカメラと私の歴史を書きなぐってみた。
改めて私が写真を撮り始めたきっかけは、生活の中にカメラがあった環境で育って何のストレスもなく自然な流れでたどり着いたという事だった。
そして、読書やスポーツは続かないけど唯一私がこの十何年続けて来られている事。
そんなことに出会えただけで幸せ者だと思うし、そのきっかけをくれた母親には感謝している。
実家に帰って久しぶりにアルバムでも開けてみようかな。
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休日の過ごし方
今週も休日が来た。
休みなのだから遅くまで寝てたいという気持ちがあるんだけど、年々寝れなくなっている。
平日の30分から1時間長めに寝るくらい。
寝れないのなら、ちゃんと起きて色んな事をしようと考えてベットから出る。
結局、予定のない休みの過ごし方は毎回同じことをして過ごしている事が多い。
起きて1番に今日の天気を確認して晴れていたら直ぐに洗濯機をスタートさせる。
マグにタップリのコーヒーを入れて寝ている間に送られて来た内容をチマチマ見ながら、目が覚めて来たら返事を返す。
休日のこの頭がハッキリ動いていない時間ががすごく好き。
洗濯機が止まり干し終えた後のこの景色がたまらなく好きで、隣の車屋さんから聞こえてくるラジオの音楽を聴きながら、リクエストした人はこの曲に何かしらの思い入れがあるんだろうとか、ただ単に今聴きたかったと軽い理由だったのかもとか、失恋ソングなら、昨日の夜は寝れなかったんだろうとか、お節介なことを考えたりする。
完全に目が覚めると、掃除開始。
部屋にキッチンにお風呂にトイレ。
このcolony2139のトイレクリーナーは完全に見た目が好きなので購入した。
ラム&マンダリンの香りもいい。
ただ全然泡立たないので、少々不安だけど泡立つから綺麗になっていて泡立たないから綺麗にならないのか。というわけじゃないと、自分い言いきかせてみる。
今更よくよく読んで見たら拭き取り用のクリーナーだった。
いかに自分が見た目だけで買っているか思い知った。
その掃除を毎週の休日、約2時間程行うのが私の休みのスタート。
その後ようやく、今日の過ごし方を考える。
写真を撮りに出かけるのか、部屋にこもって映画を見るのか、ひたすら料理をするのか、誰かに連絡をしようか。
だいたい約束は午後から入れるようにしているけど。
忙しくて家にいない事が多くなると、この休日の過ごし方がどうしようもなく恋しくなるし。
この過ごし方が続くと、どうしようもなく外に出て誰かに会いたくなる。
寂しがりやの一人好き。
そんな今日も、気ままに過ごす。